“日本人のジャストサイズ” 一般的なセミアコギターと比べ、少し小ぶりなボディサイズで、軽量で抱えやすいモデルです。この個体も軽量です。センターブロックとボディサイドは一枚のマホガニー材から削りだすという贅沢な構造となっております。センターブロック部も、強度に支障の無い限界までクリ抜かれており、ボディサイズが小さいながらキチンと箱鳴りしますし、かといって音がボヤけることなく、良い意味でのソリッド感も兼ね備えています。
こちらのモデルはカラーリングの話をしなくてはなりません。このシリーズを企画した当店店長曰く『一見普通なサンバーストに見えますが、こだわりを持って黄色、赤の発色を指定し、サンプルを作り…と手をかけて作ったカラーです。』と、相当作りこんでおります。
通常のMSA-SPと比べると、少しだけ重量がありますがドッグイヤーのピックアップになった分ボディを削っていなかったりネックの仕込み角を変更したりといったところが要因になっていると思います。テイルピースの重量もコチラの方が大きく重いですね。
ただ、出音の部分はそのテイルピースの違いが影響しているのか、より箱鳴り感というかフワッとした感じが強く、「フルアコみたい」というわけにはいきませんが、通常のMSAよりは「っぽい感じ」が出ています。逆に変になり過ぎずまとまりもあるので、楽器としては非常に良い状態だと思います。これは見た目だけではなく、楽器としても素晴らしいです!
また通常のMSAとも仕様的な違いは、まず電装パーツが “EXPERT FL”同様に、CTSやSwitch Craft等のUSA製パーツで構成されています。ピックアップは、Kent Armstrongのものです。そして、塗装がポリエステル仕様になっております。
ピックガードの刻印も、ちょっとしたワンポイントです。以前はMSAやEXPERT FL等のトラスロッドカバーに使用していたロゴを入れております。ここは見た目の『っぽさ』を演出してくれますね。ちなみに、本家は両面テープで張り付けてあったりしますが、弊社はしっかりと掘り込んでおります。
目に見える限りでは、このくらいの仕様の違いなのですが、上記の通りピックアップの違い、テイルピースの違いによってネックの仕込み角が違っており、その点も楽器の鳴りの違いにつながっています。どうぞお試し下さいませ。
(ジュン)
Body |
Maple Top
& Back |
Mahogany Side
& Center Block |
Neck |
Mahogany |
Finger
Board |
CFS ,
Rosewood , 314mm Scale , 305R |
Peg |
GOTOH
SD90-05M |
Pickup |
Kent
Armstrong WPUCR-P-90 Casino Set |
Control |
2
Vol , 2 Tone , 3Way Toggle
Pot:
CTS , Switch & Jack: Switch Craft , Toichi Vitamin-Q |
Bridge |
GOTOH
GE104B |
Tailpiece |
Trapeze |
Strap
Pin |
EP-B3 |
Color |
Tri
Burst
(Polyester Finish) |
Case |
Hard
Case |