メタリック暗灰色の、JMPです。高出力なピックアップを2つ搭載しています。【重量:4kg】
通常のPBタイプのピックアップは、4弦(太い弦)側がネック寄り、1弦(細い弦)側がブリッジ寄り、に配置されます。ところがご覧ください、このモデルでは逆になっていますね。
アンプにつながない状態で、弦をはじいて音が鳴り続けているうちに、ブリッジあたりの音、ネックあたりの音を、聴き比べてみてください。
ブリッジ側の方が硬い音、ネック側の方が柔らかい音に聞こえますよね。ピックアップが拾う音も同じで、ブリッジ寄りでは硬い音を拾い、ネック側寄りでは柔らかい音を拾います。
このベースでは、ピックアップの配置を通常と逆にすることで、低音側を硬めの音で、高音側を柔らかめの音で拾い、各弦の音質のバランスをとっています。
この楽器についている高出力のピックアップは迫力のある音ですが、必要以上に低音が出やすい面もあります。低音側を硬めの音で拾うことで、不要な低音成分が抑制できます。
細かな部分ですが、こういうの、良いですよね。
まずは、迫力のある高出力が魅力のベースです。一方で、ジャズ・ベースと同じコントロール系統がついていますので、多様な使い方もできると思います。
あまり一般的な楽器ではありませんが、是非、ご自身なりの使い方を発明してください。
===スペック(仕様)===
■ボディ
アルダー
■ネック
メイプル、864mmスケール
■フレット
21フレット、サークル・フレッティング・システム
■フィンガー・ボード
ローズウッド
■チューニング・マシン
GOTOH GB11W
■ブリッジ
FGN FGBB-104 (サドル部での弦間ピッチは19mm)
■ピックアップ
Seymour Duncan SPB-3(Quarter-Pound)
■コントロール
ネック側PU用ボリューム、ブリッジ側PU用ボリューム、トーン
■弦
D’Addario EPS165SL(.045-.105)
■ギグバッグが付属します。
(neo)