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ウッドマテリアルは、ライトアッシュボディにローズ指板/ハードメイプルネックの組み合わせです。オーダーでも人気の高い組み合わせですね。特徴的なのはHSHのピックアップレイアウトでしょうか。フロントとリアにハムバッカーを搭載する事で、特に音の厚み欲しいというプレイヤーに好まれる仕様を意識しています。ミニスイッチは各ハムバッカーのタップスイッチで、擬似的にですが3シングルの様な使い方も出来るようになっているので、見た目よりも更に幅広い音作りが出来るようになっています。

ボディカラーは木目が見えるシースルーのブラックになっています。ボディ以外のパーツもブラックを多く選んでいるので、全体的に黒いです。黒いギター、カッコいいですよね。実はハードパーツもブラックにしようかという案がありましたが、そこまでいってしまうと費用がかなり高くなってしまうのと、ナットもブラックタスクに交換したい等、かなり片寄った仕様になってしまったので、今回はこの組み合わせで落ち着きました。外観は好みになってしまうので、難しいところですが、完全に真っ黒よりも少し爽やかになった事で、色々なジャンルで使用出来そうなので、良かったかなと思います。ちなみにボディは木目が見えるようになっていますが、ヘッドトップは木目が見えないブラックです。写真でも実物でも分かりにくいですが、あえてそうしている、謎のコダワリポイントです。

ロック系のサウンドを意識した見た目と組み合わせにしたのですが、実際に音を鳴らしてみると歪みだけでなく、クリーントーンも、とても良い感じです。全体的に柔らかな鳴りになっており、ライトアッシュとしては温かみのあるサウンドに感じました。重量は軽すぎず重すぎずバランスが良い3.45キロ。取り回しの良さも感じられます。アッシュの楽器と聞いて、ギラギラとした音をイメージされている方だと、少し違う物になるかもしれません（バッキバキのギラギラ感が無いため）。これが個人的には結構好感触で、アルダーより軽やかで、プレゼンスは少し控えめの耳障りが良い絶妙な鳴りに感じます。歪ませても、倍音が多いので、ギラギラ感よりは音の厚みを感じました。外観は違う方向性を狙ったのですが、中身はオールラウンダーなEXPERT OSらしいサウンドなので、いろいろなジャンルを1本のギターでこなすような方のライブ用ギターとして良いのではないかと思いますよ！

木目がドーンみたいな派手さはありませんが、シンプルに自分が弾きたい楽器をイメージして製作しています。練習にライブに弾き倒したくなるような、実用性の高い楽器になっていますので、ぜひ使い倒してあげてほしいです。

(ノーダ)